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ソイチェックをすると何が分るのでしょうか?
何のための検査なのでしょうか?
例えばソイチェックをすると更年期障害が起きやすいかどうかが分るのです。
自分の体質を知ることは、とても大切なことです。
今回は最近話題のソイチェックとは何か、検査の方法や費用について紹介します。
ソイチェックって何の検査?
ソイチェックのソイとは、「大豆」です。
大豆イソフラボンを取った時にどんな反応があるのかを調べる検査がソイチェックです。
エクオール産生菌(腸内細菌)が働いて、大豆イソフラボンから体内でエクオールを作ります。

エクオールって何?
エクオールとは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。
このエクオールがあることで、大豆イソフラボンの効果を実感することができます。
しかしエクオールを作り出せない人もいて、エクオール産生菌がない人も存在します。
大豆製品を多く食べる日本人でも約50%、欧米人はもっと低くて20~30%の人しかエクオールを作ることが出来ないのです。
ソイチェックをすることで、自分がエクオールを作ることが出来る体なのかどうかが分かります。
エクオールには女性ホルモンと似た働きがある
ソイチェックが最近注目されているのは、女性にとってエクオールが非常に重要なものだからです。
エクオールには
- 更年期障害を和らげる
- 骨粗しょう症の予防や改善に役立つ
- 加齢によるしわやたるみ、肌の弾力が低下するのを防ぐ
など40代以上の女性に多い「ゆらぎ」と言われる体の不調を防ぐ効果があるのです。
実際に調べてみると、更年期障害の症状が重い人はエクオールが少ないです。
逆にエクオールが多い人は更年期障害の症状が軽いという研究結果が出ています。
事前に知っておくことで、対策を立てやすくなりますね。
ソイチェックの方法と値段
ソイチェックはどうやってするのでしょうか?
なんと尿検査で簡単にすることができます。
エクオールは体内で作られると、翌日には尿として排出されていきます。
なので検査の前日に大豆製品を摂りましょう。
病院で検査することもできますが、郵送してもらって自宅でする方法もあります。
病院で検査
どこの病院でもソイチェックを行っているわけではありません。
かかりつけの病院でソイチェックを扱っているか確認しましょう。
産婦人科や女性用のクリニックでは行っていることが多いようです。
病院によって値段が違いますが、4000円からが目安です。
自宅で検査
自宅でソイチェックをする場合は、ネットや病院で検査キットを購入します。
キットが用意できたら
- 必要事項やアンケートなどを記入する
- 採尿管で尿を取る
- 検査依頼書や必要な書類と一緒に郵送する
これで検査終了です。
郵送後10日から2週間前後で検査結果が郵送されてきます。

ネットで検査キットを購入した場合の費用は、大体4000円前後です。
病院で検査するのとあまり費用的には変らないですね。
病院に行く時間が取れる人は自宅で一人で検査するよりも、病院で検査してもらう方がおススメです。
エクオールがない人は?
ソイチェックを受けてエクオールがないとわかったらどうしましょう。
私は更年期障害の症状が重いんだわ~とショックを受ける必要はありません。
大豆製品をよく食べる日本人でも半数の人はエクオールを作ることが出来ないんです。
さらに食生活が欧米化しているため、年齢の低い人の方がエクオールを作れない割合が増えています。
大豆イソフラボンからエクオールを作ることが出来ないのなら、エクオールが含まれているサプリメントを活用しましょう。


実は大豆製品からエクオールを作るよりも、エクオールのサプリメントを摂った方が効率よくエクオールを摂ることができます。
大豆由来のエクオールは、摂りすぎても副作用が出る可能性は低いので安心です。
1日の摂取量は?
大豆イソフラボンは1日75mgの摂取量が目安ですが、食生活だけでこれだけの量を摂るのは非常に難しいです。
意識して大量の大豆を食べたとしても、45mg程度が限界です。
摂りすぎてもそれほど心配することもありません。
ただし大豆製品と一緒にサプリメントを摂る場合は、摂取量を考える方が安心ですね。
まとめ
健康や美容のために大豆イソフラボンをとっても、効果がなければ意味がないですよね。
更年期障害の症状がひどいのは、もしからしたらエクオールが作れないからかもしれません。
尿を取るだけの簡単なソイチェックです。一度検査して調べてみましょう。
もしエクオールが作れないとしても、その結果を受けて更年期障害の対策を早めにすることができます。
サプリメントの効果や使用量などを確認することもできますよね。
まずは検査から始めましょう。