心筋梗塞の予防によい食べ物や飲み物は「前兆と食生活の関係」

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心筋梗塞と聞くと、年配の方に多い病気のようなイメージがありますが、近年は食生活の変化などにより、若年の方でも増加傾向があるそうです。

しかし、若くてスリム、はつらつとされている女優さんや、日々身体を動かし鍛えているプロのサッカー選手でも心筋梗塞を発症しています。

心筋梗塞を発症した人は、「直前まで普通に過ごしていたのに、突然急に・・・」という場合が多いようですね。

いつ起こるのか分からないのは本当に不安です。

そこで心筋梗塞の予防において食生活を見直すことは大変重要だと言われています。

なぜなら、心筋梗塞を引き起こす原因の一つである動脈硬化は、毎日の生活習慣や食生活から生じるからです。

今回は、日々の積み重ねで、自分の身体が良くも悪くもなる食について見ていきたいと思います。

心筋梗塞を予防するために、

  • どのような食事が必要なのか?
  • どのような食事に注意すべきか?
  • 心がけたいポイント

などについて詳しくみていきます。

心筋梗塞を予防する食事とは

昔から日本人は、魚をよく食べていました。

しかし、近年は肉類や脂質の多い食べ物を好んで食べ、魚を食べる機会が減りましたね。

魚類に豊富に含まれるEPAやDHAがサラサラな血をつくります。

ほかに、心筋梗塞を予防するには、どういったことに気をつけたらよいのか見ていきます。

予防効果が注目されている栄養素

心筋梗塞を予防するのによいとされている栄養素には、カルシウムカリウム食物繊維ネバネバ食品やカテキンなどがあります。

それぞれの特徴と摂取できる食材を紹介いたしますね。

カルシウム
心筋を動かすのに欠かせない物の代表がカルシウム。
(乳製品、大豆食品、海藻類、切干大根など)
カリウム
カリウムが不足すると不整脈や心停止を引き起こす可能性があります。
(バナナ、リンゴ、スイカ、トマト、イモ類、ナッツ類)
食物繊維
食物繊維は血管の炎症を抑え、脂肪の吸収やカロリーの摂取を抑えます。
(海藻類、キノコ類、果物、豆類、緑黄色野菜)
ネバネバ食品やカテキン
ネバネバ食品やカテキンは血液サラサラ効果や血栓の生成防止に効果があると言われています。
(納豆、カカオ、赤ワイン、お茶)

あなたはこのような食生活をしていませんか?

  • カロリーや脂質を摂り過ぎている。
  • トランス脂肪酸を毎日たくさんとっている。
  •  (外食やファーストフードの揚げ物、スナック菓子などに多い)

  • 塩気の多いものを好む。お酒をたくさん飲む。
  • 早食いで、つい食べ過ぎる。
  • 夜10時以降に食事をする。食べてすぐに就寝する。
  • 朝ごはんを食べない。

このような食生活を日々送っていると、体内の血液がドロドロになり、血流が悪くなります。

その結果、動脈が詰まりやすくなって、最悪の場合、心筋梗塞を引き起こし、命を落とす危険性があります。

心筋梗塞でなくても、何らかの病気を引き起こす可能性がありそうですよね。

あなたの食生活が引き起こす心筋梗塞とは

心筋梗塞の原因の一つである、動脈硬化についてご説明します。

動脈硬化とは
・あなたが食べたもので、流れる血液がドロドロの状態になり、血流が停滞します。
・すると、酸素や栄養素が体の隅々まで行き届かなくなってしまします。
・さらに、ドロドロの血液が流れると血管が傷つき、血管の内側が狭くなったり、硬くなったりします。
これを動脈硬化といいます。

動脈硬化の進行や血管内の「プラーク」と呼ばれる脂肪などの固まりが破れると血栓ができます。

その血栓が血管中を流れていって、心臓の動脈を詰まらせてしまうと、心筋梗塞を引き起こします。

心筋梗塞を予防するには

  • 血管の内側にプラークや血栓のできにくい状態にする
  • 血液がサラサラで血流がスムーズであること


が必要です。

そのために、血液や血管の健康を保つために必要な栄養を、十分摂る必要があります。

心筋梗塞の症状は?

心臓は筋肉の塊で、3本の動脈から血液を受け取っています。

心筋梗塞は、

  • 心臓の血管に動脈硬化がみられる
  • 血管内に血栓ができて、心臓の動脈を詰まらせる


ことにより発症します。

動脈が詰まってしまうと、心臓を動かしている心筋が壊死してしまい、早く治療をして血流を再開しなければ死に至ってしまいます。

心筋梗塞の主な症状は、

  • 強い胸の痛み
  • 呼吸困難
  • 吐き気
  • 冷や汗
などが挙げられます。

心筋梗塞を起こすと、約3割は死亡するといわれ、その大多数は、発症してから数時間以内です。

心筋梗塞が疑われる症状がある時は、すぐに救急車を呼んでください。

発症してすぐに心筋の壊死が始まるため迅速な対応が生死を分けます。

しかし、恐ろしいことに、心筋梗塞は必ずしも激しい痛みが起きるわけではないようです。

痛みを伴わない心筋梗塞の患者の多くは、糖尿病や高齢者です。痛みを脳に伝えにくくなっているため痛みを感じられないのです。

痛みを感じにくいかわりに、だるい、吐き気がする、などの症状がでますが、風邪の症状と似ていますね。

心筋梗塞には変わらないので、「起きている症状が軽い」わけではありません。

心筋梗塞の前兆かも?10の身体の異常

実際に心筋梗塞を発症した患者の約半数が、激しい胸の痛み、心臓を引き裂かれたような痛み、といったような何らかの前兆を自覚しています。

その前兆には、次のような症状があると言われています。

  1. 狭心症の発作
  2. 胸やみぞおちを突然圧迫するよう痛み
  3. 左肩、背中の痛み
  4. 左手小指の痛み
  5. 冷や汗、のどをゼイゼイ鳴らす
  6. 不整脈
  7. 吐き気、むかつき
  8. 歯の痛み、奥歯や下あごが痛む
  9. なんだか、胸がざわざわする
  10. 疲れやすい

どういった異常があるのか、特に注意が必要な症状を詳しく説明していきます

狭心症の発作
大抵の場合、狭心症の発作が前にあります。

心筋梗塞は動脈が完全に詰まるのに対し、狭心症はおよそ75%が詰まった状態でおこります。

胸が締め付けられるような痛みがありますが、安静にしていれば回復するため、見逃してしまうことが多いのです。

しかし、心臓に十分な酸素が行き渡らないため、心臓に負担がかかっていることには変わりはありません。

何かに夢中になっていると、本人が気付かないことがあります。しきりに胸をさわるなど、家族が気付くときもあります。

左肩、背中の痛み
「放散痛」と呼ばれるもので、心臓が脳に痛みを伝える神経が左肩を通っているので、実際の痛みは心臓なのに、左肩が痛いと脳が認識してしまいます。
不整脈
不整脈の症状が見られる場合、身近にいる家族から見ると、いつもより動作が遅いようにみえます。

これは、本人は無意識に苦痛をかばっていて、遅く動くからです。

吐き気、むかつき
逆流性食道炎か風邪気味と思わせるような症状なので、気づきにくいと言われます。

これは、心臓と食道の位置が近いため、脳が食道の異常だと誤認識してしまうことで起こります。

なんだか胸がざわざわする
はっきり痛い、とまでいかないで、なんとなく胸に違和感がある。
疲れやすい
十分な睡眠と栄養をとっているのに、なぜか異常に疲れやすい。
これらのような症状が出ている場合は、注意が必要です。

心筋梗塞を避ける10の予防法

日ごろから心筋梗塞にならないために、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか?

  1. 禁煙
  2. 煙草に含まれるニコチンには次のような作用があります。
    ・血管を収縮させる
    ・心拍数を高める
    ・悪玉コレステロール値を高める
    ・中性脂肪を高める
    ・血栓が出来やすくなる

    煙草の煙に含まれる一酸化炭素は、酸素と結合しやすいため、心臓へ送る酸素量を減らしてしまう、という作用があります。

    まさに、百害あって一理なし、ですね。

  3. 塩分コントロール
  4. 塩や醤油の代わりに、塩麹や昆布やかつおだしを使って味付けを工夫したり、減塩の調味料を使いましょう。
    また、味付けの濃い外食や惣菜を控えるようにしましょう。

  5. 肥満に注意
  6. 肥満を解消するために、ただ食べる量を減らす方法は、身体に必要な栄養素が不足したり、ストレスが溜まるので長続きしません。

    食べる量ではなく、食べる内容を意識しましょう。

    野菜や魚(特に青魚)を食べたり、高タンパク低脂肪の食品を取り入れ、バランスのとれた食事内容に変えることが大切です。

    また、一口30回咀嚼することも大変有効です。

  7. 脂質異常症の解消
  8. 動脈硬化を引き起こす要因の一つに脂質異常症があります。

    動物性脂肪の摂り過ぎに注意して、コレステロールを排出する働きのある野菜や海藻を摂るように心がけましょう。

  9. 糖尿病の予防
  10. 心筋梗塞を発症したおよそ40%が糖尿病であると言われています。

    糖尿病は動脈硬化を進行させてしまいます。

    血糖値をコントロールする治療を行っていれば、それほど怖い病気ではありません。

    逆に糖尿病の自覚が無く放置している人は、急激に動脈硬化が進行してしまいます。

  11. ストレスとうまく付き合う
  12. まったくストレスのない生活というのは難しいですよね。

    自分にあったストレス解消方法をみつけましょう。

  13. ウォーキングなどの有酸素運動
  14. 激しい運動は長続きしません。
    一駅余分に歩く、など毎日続けやすい運動を取り入れてみてください。

  15. 寒暖の差に気をつける
  16. 冬の脱衣所、トイレ、廊下、などが要注意です。

  17. 充分な睡眠
  18. 人によって睡眠時間は個人差があるかと思います。

    仕事や家事、子育てで充分な睡眠をとることが難しいかもしれません。

    アロマの香りを取り入れたり、睡眠の質を意識してみてはどうでしょうか。

  19. 定期検査
  20. 定期的に健康診断を受け、まずは自分の体の状態を知ることが大切です。

    忙しくてなかなか健康診断を受けることができない人もいるでしょう。

    インターネットで気になる症状を調べる検査キッドを注文して、自宅で検査することもできます。

これらの要因は、重なれば重なるほど心筋梗塞が高まると言われています。

逆に、これらの要因をひとつでも減らせば、リスクを減らすことができます。

しかし、肥満でもない、運動不足でもない、喫煙もしない、という人でもひどいストレスによって、心筋梗塞を発症することがあります。

また、最近では、青魚を食べなくなり、食の欧米化により、リスクが増えているそうです。

その他に、環境やその人自身の性格が関係する場合もあります。

環境の要因
・温度変化
・脱水
・疲れ
・温度変化

冬は夏の1.5倍の発症率になります。

その理由は、寒いと血管が収縮して血圧が上がるためです。

血管の壁にたまったコレステロールなどの塊がはがれやすくなり、血栓が出来やすくなります。

しかし、夏でも安心はできません。

たくさん汗をかくことで血液がドロドロになりやすく、心筋梗塞のリスクが高まります。

なので水分補給には気をつけましょう。

心筋梗塞の起こりやすい時間帯があります。
・午前8時~10時 起床して心臓の働きが鈍いため
・午後7時~10時 一日の疲労が蓄積して心臓に負担がかかりやすいためといわれています。

精神的な要因
・仕事熱心
・短気
・競争心が強い
・責任感が強い
・ストレスを溜めやすい

脳や身体に強いストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れて、交感神経が優位に働きます。

血圧や心拍数が高まり、それだけ心臓に多くの負担がかかってしまいます。

このように、さまざまな要因が関係して心筋梗塞という症状がでます。

心筋梗塞を発症する要因が沢山あって、不安がさらに募りますよね。

日々、自分自身のため、大切な人のために何ができるでしょうか?

まとめ

人の心臓は、1分間に5リットルもの血液を全身に送り出しています。

これがどれほどすごい仕事かというと、大人の男性が疑似心臓を1分間、手で必死に押してもやっと1リットルしか送り出せません。

そんな心臓に負担をかけずにまた心筋梗塞を予防するには、やはり、栄養面からみてバランスが取れた食事は、日本食ではないでしょうか?

日々の食事に和食を取り入れて、青魚や緑黄色野菜、果物などをたくさん食べるようにしましょう。

我が家では、子供たちの食事に魚や野菜を取り入れることに苦戦しています。

やはり、肉や揚げ物を好みます。

しかし、毎日の食事が健康な身体を作り上げます。

自分自身や家族のためにも、心筋梗塞やあらゆる病気のリスクから守る為に、積極的に取り入れていきたいと思います。

食事だけでなく、
・睡眠不足
・運動不足
・喫煙
・ストレス

などが、心筋梗塞や生活習慣病にかかわってきます。

できることから少しづつ、習慣づけていきたいですね。